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国保・水道料金学習会から

   

2003年8月9日

前日の台風10号の影響が多少残り足元の悪い中、早朝にも関わらず16名の参加者が集まり、国保と水道問題の学習会をしました。国保は、湯原議員が今年の6月議会で質問し、国保料の引き下げを要求しましたので、議員団ホームページ湯原議員6月議会質問もご参照ください。

1.明石市の国保の現状は

現在、明石市の国保加入者は6月11日現在で、5万117世帯(市内世帯数の45.6%)9万2333人となっています。国保は自営業者、農・漁業、パート・アルバイト、退職者などが加入者となっていますが、長引く不況でリストラされた人やパート・アルバイト雇用が増大し、社会保険から国保加入に切り替わる人が多くH8年度と比較し、世帯数で28%、被保険者数で25%増加しています。

明石市の国保の保険料は高い

国保加入者が不況によって増大する中、明石市の国保の保険料の高さは県内22市の中でも突出しています。

他都市と較べた明石市の保険料の順位
年度 明石の保険料 順位
10年度
8万4800円
第1位
11年度
8万2917円
尼崎についで第2位
12年度
8万4128円
加古川についで第2位
13年度
8万2988円
姫路、高砂についで3位

10年度から13年度まで、明石市の保険料の高さは常に上位3位の中に入っています。

明石市の国保基金が12億円も

更に、明石市は保険料が高いだけでなく、国保基金を12億円もためています。他都市と比較してもこれだけの基金を積み立てているところはありません。
( 他都市の国保基金残高: 神戸9.35億円、西宮6.26億円、姫路・尼崎・伊丹0円)

「保険料たまっとるで」と保険料の取り立ても

議員団にこのような「人権侵害だ」との苦情が届きました。ドンドンと玄関の扉をたたき、大きな声で「奥さん、保険料たまっとるで。はよ(早く)払わんと保険証出えへんで」と粗野で下品な言葉で取り立てに来たとのことです。今、明石市には臨時徴収員8人が配置されています。そのうち警察官出身者も2名おり、保険料の取立てに回っています。

命綱を取り上げる国保の資格証明書・短期証の発行

保険料が高くて収めることのできない人たちもいます。これらの人々に対して未納付の期間に応じて資格証明書や短期証が発行されます。資格証明書は医療機関の窓口で10割の医療費を支払うことになり、短期証は保険期間が6ヶ月または4ヶ月間有効のものです。この資格証明書は明石市では163件発行され、短期証は2058件も発行されています。保険料を納めたくても高くて納めることのできない人々が大勢います。これらの人々に減免制度を知らせていく必要があります。参加者からも国保の減免をもっと市民に知らせるべきだとの声があがりました。

さらに国民健康保険法第1条には「国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民健康保険の向上に寄与することを目的とすること」とあり、国保事業は社会保障の向上に寄与するとされていることから、低所得者や働けない人々に対しては、国の責任で助ける必要があります。日本の皆保険制度では、すべての国民は何らかの保険に加入する義務がありますが、特に国保の場合は生活が困窮し、保険料が支払えない場合、減免制度を利用する資格があります。このことをもっと市民にPRすることが求められます。現に市の職員は、この明石市の国保の減免規定は日本一と言うほどです。しかし、減免制度を知らせ、活用するという点では明石市もまだまだ努力が足りないという声があがりました。

2.水道利用について

水道料金の財政悪化から12月議会に水道料金値上げが提出される予定です。市の説明では、市民の節水の奨励と工場の水道使用が不況で減ったためとして値上げを検討していますが、値上げは必要なのか、問題はどこにあるのか知っておこうと学習をしました。

明石の水道水はどこから来てるの?

明石の水道水は地下水(井戸水)、河川水(明石川)、県水(兵庫県が供給する水)と3箇所から供給されています。

水源構成割合
  S63年度 H4年度 H14年度 H15年度 H17年度
地下水
71.3%
64.1%
52.8%
47.0%
38.2%
河川水
25.6%
28.3%
26.4%
30.7%
31.5%
県水
3.1%
7.6%
20.8%
22.2%
30.3%

明石市の水道水はS63年度には地下水が70%占めていましたが、H15年には地下水の比率は24.3%も落ち込み47%となっています。逆にH14年度から県水の比率が非常に大きくなり、H15、17年度には地下水はどんどん減らされ、県水の割合が非常に大きくなることがわかります。(地下水は、枯渇や塩水化がすすんでいます。)

県水と自己水源(河川水・地下水)の費用の比較

  浄水価格 給水価格
自己水源の水道水
77.96円
158.72円 (80.76円の排水費含む)
県水の水道水
163.93円
244.69円 (80.76円の排水費含む)
差額
85.97円
85.97円

県水は浄水価格、給水価格が自己水源(明石川・地下水)よりもかなり割高です。このことから割高な県水の比率が大きくなると明石市の水道料金を圧迫します。

自己水源を守ることが何よりも必要

魚住・二見地域は100%地下水です。「夏でも冷たくおいしい!」と言う声がありました。学習会の中でも参加者から地下水源を残していくことが何よりも必要だという意見がありました。しかし、今の現状は都市部では道路のアスファルト化が進み、土に雨水が染み込まず、土壌中の微生物や苔が死に、それが井戸水の枯渇化や塩水化を招いている。土壌の微生物や苔は雨水の不純物を取り除き、おいしい地下水を作る役割りをするので、地面をアスファルトで覆ってしまうことは一方では水資源を減らしているとの発言がありました。また、ダムの話や工業用水に関する話など現場に携わっていたという方から貴重な意見も出されました。
私たちが毎日飲む水は、まず自己水源を守ること、そこには一人一人が環境を守り、緑化も含めながら水資源を大切にしていく必要があるという認識を新たにしました。

皆さんと一緒に考えましょう

これらの学習会を経て、国保に関しては明石市の保険料は他都市と比較してみても高く、また12億円もの基金が積み立てられていることがわかりました。この基金は3年連続積み立てがあれば取り崩すことができる、という厚生労働省の取り決めもあることから、議員団では、この基金を取崩して国保の保険料を取り崩せないものか、と考えていますが今後も皆さんとともに学習を進め、知恵を出し合って参りたいと思っております。
また、水道問題でも住む地域によって水道の味が変わることや、水道料金を値上げせず、おいしい水を飲むには、何よりも自己水源を守ることが大切であると言うことなどを含め、参加者からも活発な意見が飛び交い、大変貴重な学習会となりました。議員団も皆さんの貴重な情報とご意見を頂き大変参考になりましたので、引き続きこのような学習会の機会をもうけ、国保・水道のことを大勢の皆さんにお知らせしていきたいと思います。国保減免に関しての詳しい資料などもあわせてお渡ししておりますので、次回、ぜひご参加ください。

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