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浄水処理施設の視察

2003年8月21日

写真-浄水場を視察する議員団 明石の共産党市会議員団は8月9日に国保と水道の学習会を行いましたが、更に8月21日に5名の議員団は明石で毎日飲む水を浄化、供給してくれる浄水処理施設3ヵ所(県営神出浄水場・伊川谷浄水場・明石川浄水場)を視察しました。
 明石の水資源は地下水、河川(明石川)、県水(兵庫県の供給する水)でまかなわれています。どのような仕組みで私たちの家庭に水が送られてくるのでしょうか。

県営神出浄水場

 神戸市西区にある神出浄水場は兵庫県が運営する浄水場で、神戸市、明石市、三木市、稲美町、播磨町、淡路広域水道企業団の3市2町一企業団に1日最大14万500立方メートルの水道水を供給するよう計画された浄水場です。昭和47年から建設が始まり、昭和61年に全体の4分の1の施設が完成、昭和61年から三木市へ、昭和63年度から神戸市、播磨町、明石市へ、平成5年から稲美町、そして平成10年度から淡路広域水道企業団へ給水を開始しました。
 平成12年度から全体計画の4分の3の施設が稼動しました。

神出浄水場の水源

 農林水産省と兵庫県は共同して加古川の支流(篠山川、東条川、美嚢川)に3つのダム(川代、大川瀬、呑吐)をつくり、それらを導線で結び、一日最大27万7000立方メートルの水源と約8000ヘクタール.のかんがい用の補給水を開発しました。
 神出浄水場は呑吐ダムを水源としています。明石市は昭和63年から西部配水場で県水を受水し、平成14年度には中部配水場でも受水しています。


神出浄水場の市町別給水最大予定量(全体計画) (立方メートル/日)
神戸市 明石市 三木市 稲美町 播磨町 淡路広域水道企業団
32,000
50,000
26,300
4,000
4,000
30,000

神出浄水場当初計画の最大予定量です。当初より明石市の受水計画が一番多いことがわかります。

明石市の県水最大受水量の移り変わり (立方メートル/日)
63年度 平成3年 平成7年 平成11年 平成14年 平成15年(予測) 平成17年(予測)
5,300
9,200
22,500
27,800
32,300
33,800
50,000

更に、63年度当初5300立方メートルであった受水量が増え続け、平成17年度には神出浄水場当初計画の5万立方メートルに達する予定です。

汚泥処理

 神出浄水場の汚泥は、土地が広いこともあって、天日干しにして処理されているのが特徴です。他の浄水場では、圧縮機を使い汚泥を圧縮処理しています。この汚泥は神出浄水場で年間2000トン〜2500トンも排出され、産業廃棄物として処分されますが、この汚泥を処分するだけでもかなりの費用がかかります。これが下水であれば汚泥は、更に大量に排出され、廃棄処分は大変です。

明石市の浄水場は4ヶ所あります

 明石には浄水場が4ヶ所(伊川谷浄水場、明石川浄水場、鳥羽浄水場、魚住浄水場)、そして浄水処理された水が集められる配水場が3ヶ所(東部配水場、中部配水場、西部配水場)あり、そこから明石市内の各家庭に水が送られています。

市営伊川谷浄水場

 伊川谷浄水場は神戸市に位置しておりますが、伊川谷浄水場で浄水処理された水は全て明石市に送られます。昭和6年に開設した創設期からの浄水場で、明石の浄水場の中で最も歴史のある浄水場です。今は使われていませんが、昭和6年に造られたレトロなレンガ造りの「薬品注入室」が今もまだ残っています。

 伊川谷浄水場の水源構成は74.7%が地下水、25.3%が河川水(明石川)となっており、地下水の比率が大きい水です。この浄水は全て東部配水場に送られ、太寺、大蔵、朝霧、松が丘地域に配水されています。

市営明石川浄水場

 明石川浄水場は明石市大道町1丁目にあります。この浄水場は明石川河川水を水源とするにあたり、昭和43年に開設した浄水場です。近年、トリハロメタンの濃度が水温の上昇と河川流量の不足する夏場に上昇する傾向となり従来の浄水処理方法では、良質な水の安定的な確保が難しいため、新たにオゾン及び活性炭による処理を加えた高度浄水処理設備を導入しました。平成11年度に設置工事が始まり、14年度から高度浄水処理の運転が開始されました。又、明石川浄水場には水質検査部門及び、水道資料展示コーナーもあり、明石市のメイン浄水場にもなっています。

 明石川浄水場の水源の構成割合は、河川水(明石川) を主体とした水源でまかなっているため、93.4%が明 石川の水です。地下水はわずか6.6%ほどです。 明石川の水がほとんどを占める明石川浄水場の水は 大蔵・上ノ丸から衣川・大観・林崎・南貴崎地域に配水 されています。
 明石川浄水場から配水される水は、配水場は経由せず、直接各家庭に配水されます。
 浄水場内は全てコンピューター管理されており、電気室には大型のコンピューターがずらっと並び、コンピューターを安定させるために室温管理されていました。

明石市の4つの浄水と3つの配水場の配水地域
浄水場
伊川谷浄水場
明石川浄水場
鳥羽浄水場
魚住浄水場
配水場 東部配水場 直接各地域へ 中部配水場 西部配水場 直接地域へ
配水
地域
太寺・朝霧・松が丘 大蔵・上ノ丸〜南貴崎にかけて 西明石・大久保 魚住一部地域 魚住〜二見


魚住浄水場で浄水処理された水は、一部、西部配水場へ送られ、県水とブレンドされます。残りは、魚住〜二見地域の各家庭へ直接配水されます。

4つの浄水場と西部配水場の水源構成比率
  伊川谷浄水場 明石川浄水場 鳥羽浄水場 魚住浄水場 西部浄水場
明石川
25.3%
93.4%
19.5%
0%
0%
地下水
74.7%
6.6%
69.9%
100%
28.9%
県水
(呑吐ダム)
0%
0%
10.6%
0%
71.7%

きれいな水は私たち一人一人の意識から

 私たちが飲む水は、明石川や地下水といった身近な水源を浄水処理して飲んでいます。地域によって水源構成(明石川、地下水、県水)の割合が異なりますので、水道の味も地域によって多少なりとも差があると思われますが、そこで、多くの地域で水源となっている明石川を見てみますと、川にはごみが浮き、決してきれいな川とは言えません。その明石川の水を浄水処理し、私たちは毎日、飲み水として飲んでいます。
 私たちが毎日飲む水は、やはり、きれいな水源を使ってほしいというのは言うまでもありませんが、その水を汚さないようにするのも私たちの責任です。
 お隣の国、中国では生水は飲むことができませんので、必ず一度煮沸してから飲みます。今、日本の水環境も悪くなった結果、水道から出る生水を直接飲むことが少なくなり、沸かしてお茶にしたり、ミネラルウォーターを買うなど、水道水に対する信用が薄らいできています。また、合成洗剤などの成分が原因と言われる環境ホルモンの影響で鯉がメス化するという問題も起こり、人体への影響も懸念されています。
 浄水場を3ヶ所見学しましたが、水をきれいにするためには、高度な技術や莫大な費用が必要となります。私たちが水を汚せば、結局、私たちの健康に影響し、余分な費用を増やすことにつながります。ですから、きれいな水を守るために、私たちの毎日の生活を見直す必要がありませんか?一人一人が「水を汚さない」そのような気持ちを持つことが何よりも大切なことだと思いました。

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