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議員の書き下ろしコラム

 

学校にとらわれず、ともに育つ

西川あゆみ

4月21日は三宮勤労会館で行われた「学校にとらわれず、ともに育つ」と題した講座に参加しました。4回シリーズの講座の最終回だけへ参加なので気が引けていましたが、温かい紅茶と「長い講座なので、途中退席してもらっても、戻ってきてもいいですよ」という言葉で迎えていただきました。

はじめに、神崎郡市川町にある、デモクラティックスクール「まっくろくろすけ」の15年間の歩みを代表の黒田喜美さんから紹介していただきました。
有志で古民家を買い受けてスタート。広い敷地にはグランド、畑や果樹園があります。子どもは自分で学び成長することができるという考え方で、年齢別のクラスやカリキュラムやテストもなく、子どもの自主性に任せます。民主的な運営は、大切なことはミーティングでみんなで話し合って決めることで成り立っています。予算や人事、学校の運営に子ども自身がかかわることが保証されているなど、お聞きしたすべてが新鮮な驚きでした。窓際のトットちゃんに登場するあの「トモエ学園」も「自由教育」をめざした先進的な学校だったと紹介されました。

後半は、明石市在住のスロースペース・ラミの代表、小野洋さんのお話。
市民立の学校をつくろうという取り組みの中から、「居場所」としてラミ中学分校がつくられました。不登校や、発達障害の子が多かったと振り返ります。
大人が考えてセッティングした学習より、「ただ1日走れるところまで走ったらどこまでいけるか」と子どもの発案からやってみた「行けるところまで行くマラソン」は好評で、毎年の行事になった。実際垂水から播磨町までたどり着きました。帰りには電車で25分でスタートした垂水に到着する。「早っ!」と子どもたちからは怒りやあきれる声がもれたそうです。子どもたちはきっと疲れていただろうけど、達成感で満足した気持ちだったでしょう。小野さんは、地域に昔は普通にあったともに育つ放課後の時間、子どもの遊べる場所を日本社会が奪っていると話されました。学校と塾、習い事だけで子どもの世界が占められ、学校の価値観が家庭にも拡がり、ほかの能力がとても低く見られている。その価値観の中で、自己肯定感が持てない子どもたちが増えているのではないかと。
ともに育つ場と子どものやりたいことができる場所があることが、生きる力を育てる。生きる力は、自分と相手の大事にしていることを話し合い、どう共に生きていくかという力。一人一人違う個性を持つ子どもたちが、話し合って民主的に問題を解決していく、そういう場を作らなければ日本の民主主義は育たないというお話に全く同感です。今、子どもたちは窮屈な型に押し込められていないでしょうか。学校に通いながら、あるいは学校ではない場所を利用しながら、どの子も自分らしく育ってほしい。
常識にまだまだ縛られていた自分を発見するとともに、これからも子どもたちに寄り添いながら学んでいきたいと思いました。

 
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