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議員の書き下ろしコラム

 

桃山学院大学プレ50フェスタ
記念シンポジウム「日本と中国“共創”の明日を探る〜人・文化・経済の交点〜」に参加して

沢井 きよみ

 基調講演:加藤千洋氏(朝日新聞編集委員、報道ステーションコメンテーター)とパネルディスカッション

5月のはじめに朝日新聞に案内があり、中国と講師の加藤サンに惹かれ応募した。
当日、JR、地下鉄、南海・泉北高速と乗り継ぎ、開会2分前にようやく到着。300人余の会場は満席のようで、係りの人に最上の席まで案内してもらいあわてて着席。着席すると途端に隣のおじさん?よく見ると、おじいさんが「どちらからですか?」と聞いてくる。もう、始まっているのにと思いながらも小声で「明石です。2時間半も時間がかかるとは予想外で・・・」など。

学長の挨拶、中国楽器カルテッドの演奏が15分。そして、いよいよ、加藤さんの50分間のお話がはじまる。最上席のため顔ははっきりとは見えないが男マエのようです。
加藤さん自身、80、81年と北京・瀋陽に語学留学した経験もふまえ、文化大革命、ケ小平の改革は、都市からではなく農村から経済改革をはじめたこと、4ヶ所の経済特区の設置、その後、市場経済へ移したことなど。とにもかくにも改革に取り組んだ30年間で、GDPが3〜4位になり、成長率は5年で20%。2015年には日本を追い抜くという推測だったが、もっと早く追い抜くのではないか。外貨準備も抜群で、サムプライムに中国が資金投入した。物流についても、携帯電話に次いで車の販売台数も879万台(日本は570万台)に到達。

影の部分としては、「水」を取り上げ、揚子江にはたっぷり、黄河以北には少ない。また、国内に淡水湖は多いが、人口割りにすると、116位になり貧水国だ。この間、中国ではオリンピック中、5000万トンの水を安定的に確保・供給できるのかを検討してきた。そのために、北京以北の農村には米からとうもろこし、コウリャンに転作することも。また、経済規模が大きくなり、エネルギー不足になっていることをはじめ、冷凍ギョーザでの食の安全、役人の腐敗、汚職、格差も深刻で、とりわけ地域間の発展の格差が問題で、都市部から沿海部は発展しているが、農村はいっこうに発展していないなど。さらにチベット等民族問題も、影の部分であり、水問題で遷都論と浮上している。「水」は都市発展の基礎だからなぁと思いながら聴いていました。

地域間格差の具体的数字として、上海はGDP10〜12に対して、貴酬省は1、日本の場合、東京2に対して沖縄は1であること。所得では年収1000元(1元は16円だから1万6000円)が5000万人。1000万元以上は500万人。格差を放置すれば分裂の可能性もあるのでは。中国の経済社会は「鉄アレー型社会」といわれ、アレーの真ん中である中間層を太くしてラグビーボール、オリーブ型にすることも検討されている。10%成長でなく、7%で押さえ3%を貧困層に回す。胡錦涛は和諧社会=調和のとれた社会をめざし、2000年GDPを2020年に4倍にすることを目標にしている。しかしながら、そう、楽観できるのか。ネット社会のなかで、言いたいことをネットに流すだろう。国営の新華社、人民日報の報道内容も丸のみしない、そういう人たちが、物申す神になり、そういう声を吸い上げるのか、どうか、ソフトランディングできるのか。月収3000〜5000元の中間層がオリンピック後、どういう行動をとるのか−注目。中国共産党の政治を、安定した方がいいと考え支持するのか、批判するのか、反対するのか、分水嶺だ。

そこで、疑問です。モノ申す人たちがなぜ、中間層なのでしょうか?中間層が発言・行動するのを見る中で、貧困層に波及するのか、貧困層はモノ言えない・言いにくい存在か、と思いながら聴きました。
久しぶりに階段式の会場で講義を聴きました。後の試験もレポートもないため、気が楽でしたが・・。それにしても、講師陣からも若い人が少ないと嘆きにも聞こえる発言がありましたが、高齢者が多いのには驚きでした。若い人たちは新聞から情報を収集しないものね。

 
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