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議員の書き下ろしコラム
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「『資本論』全三部を読む」をよむ その2

ゆはら季一郎

  私たちの『資本論』学習も不破講義第3回に入りました。第1篇・商品と貨幣(下)です。例によって1時間ずつ2回にわたって輪読します。そして、担当者を決めて解説してもらいます。今回の解説は、体重をトンで量ることのできる「超大物新人議員」である。建設労働組合の青年部長をやってきたので、労働組合運動は経験豊富だが、基礎的勉強はこれからのようである。ゲームセンター建設反対運動に取り組み、盆休みもはさんだので、前日にあわててまとめたようである。「頭からけむりが出そうになりながらまとめました」といって、A4サイズで3ページの解説書を配布してくれました。そして「読んで報告します」といいながら、自分でまとめた「貨幣とは」、「世界貨幣」、「金本位制と第一次世界大戦後の崩壊」の項を読み終えたら、「もうこれで終わり」という不満に対して、「ほんまはもうちょっとあるんやけどもなー」といって解説は終わった。
  この解説者は、貨幣論や商品流通論よりも『資本論』の時代背景、とりわけ日本の時代背景に興味をもっているようである。「支払い手段とマルクスの明治維新論」をとりあげ、『資本論』初版刊行の年は「大政奉還」の年、坂本竜馬が暗殺された年、大河ドラマ的にいえば、藤堂平助、伊藤甲子太郎が粛清された年でもあると、わざわざ、余談までつけて説明してくれました。本当は貨幣論より、「新撰組」論をやりたかったようであった。
 『資本論』の中身をどれだけ理解するかが問題であるが、集団学習のよさを少し感じた。第三章、貨幣または商品流通を読んでいるときのことである。商品世界全体の運動論を研究するこの章で、「マルクスは、その貨幣の役割として、五つの機能をあげ、それを三つの区切りに分けて展開しています」という文章があります。ひとりで読めば、なんの注文もなく通り過ぎるところですが、一人が「五つではなく、七つとちゃうの」とクレームをつけた。「いや五つやで」、「ちがうで、七つや」と、ちょっとした言い合いになった。つき合わせて見ると、なんとなんと本によって「五つの機能」と「七つの機能」となっていることが分かった。なにかすごいことを発見したような気分になった。どこにも訂正や正誤表のようなものはないようである。難解な文章に苦しめられてきた私たちにとって、「江戸のかたきを長崎で」とでもいうような得意な気分になった。是非、著者か発行者で訂正をお願いいたします。2003年5月10日の初版本は「七つの機能」となっており、2003年6月10日の第三冊では「五つの機能」となっています。
  これでやっと第1冊(不破講義3回分)が終わったことになる。私たちの目的はもちろん理解することにありますが、少なくとも第7冊を読了することだけはやり終えたいと思っています。これからは第2冊に入りますが、議員団の学習にご支援ください。

 
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