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議員の書き下ろしコラム
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「『資本論』全三部を読む」をよむ

ゆはら季一郎

 「なんのこっちゃ、さっぱり分からん」、「だれか資本論をマンガにしてくれんかなー」、「絵にしてもっと分かるようにしてくれー」、読み終わったらいつもそんな声がでる学習会に取り組んで、6回目を終えた。
  党創立80周年にあたる2002年に、不破哲三議長を講師とする『資本論』全3部を一年間で読む学習会が行われ、講義内容がまとめられ、全七冊で刊行された。
  私は、昨年いなかに帰省したとき、暇にまかせて「『資本論』全三部を読む」第一冊を読んだ。今は住む人もなく廃屋同然で、仏さんだけさみしく祭られている家で、テレビも新聞もないので、集中して読むことができた。しかも2回も読むことができた。少し自信ができたのか、いつかはすべてを読もうと思っていた。
  たしか4月の議員団会議の議題で、「なにかまとめて勉強しよう」となったとき、期せずして不破さんの『資本論』に挑戦しようとなったのである。
  さて効果的な方法がある訳でもない。とにかく読んでみようとはじめました。私たちの学習時間は1時間である。不破さんの講義は一回、正味2時間であったので、半分を読むことにした。自然と2回で講義一回分を輪読する方法になった。読むだけなら理解も深まらないので、3回目は担当を決めて解説をすることになった。
  第一回目の解説はベテランの女性議員である。A4サイズで解説をビッシリ書き込んでいる。少し紹介してみよう。
 「資本論」の経済学は現代に生きる。バブル崩壊前後に財界側の研究者でも、不況・危機にぶつかるとマルクスの資本主義批判を思い出し、書いてあるとおりだと実感した。『資本論』は経済学だけではなく哲学、政治など科学的社会主義の理論全体が書かれてある。弁証法を唯物論の立場でつくりかえ、「合理的な核心」をとりだして、意識的に活用したのが『資本論』である。等々。なんちゅうこっちゃ、これでは解説の解説がいるのではないか。この議員は雑誌「経済」(日本共産党中央委員会発行の月刊誌)を読んでいるだけに、やはり解説も「格調高く」なるようだ。
 さて、不破さんの講義第二回を読み終え、その解説を担当したのは二期目を迎える女性議員である。
 「踏み切りの安全対策を」、「離婚の相談で法律事務所へ」など毎日忙しく動き回っているので、準備ができるか心配していたが、なんとなんとA4サイズ3枚の解説を用意してきたのである。「質問はいっさい受けません」と前置きしながら解説が始まった。それは、マルクスの研究方法から始まり、商品とはなにか、生産物が商品になるには、労働とはなにか、等々。最後に「何事も分析が大事だ」と言った言葉に、勉強の効果があるように見えた。
  解説を受けたあとの討議では、「私たちの宣伝活動は労働になるの」という質問や「歴史的にみる。分析することの重要性を感じた」などの意見がいっぱいだされた。
 これで二日分の講義の勉強が終わったのである。しかし、この方法でいけば、2年か3は年かかるであろう。ともかく最後まで読みきろうというのが、私たちの気持ちである。

 
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